【ネタバレ】「裁きの日」 ジャック・ヒギンズ
DAY OF JUDGMENT (1978)
Jack Higgins
地味ながらヒギンズ味が濃ゆく出た男の小説
スパイ小説連続ネタバレ第6弾!
名作「非情の日」続編、つーても主人公が同じだけで、まったく話はつながってません。
時は「ベルリンの壁」がドイツを東西に分断していた時代。
元英国情報部員サイモン・ヴォーン、彼は今、東ベルリンから西ベルリンへと脱出する亡命者の手助けをして暮らしている。
ある時、葬儀屋のトラックに隠して西側へと連れ出した若い娘マーガレットが、「私の父が癌で危ないのです・・・彼も東から連れ出してくだしゃい」と懇願。
「あなたの父がいるところは東ドイツのど真ん中だし危険すぎる、無理やー」と断るヴォーン。
仕方なく娘は、カトリック教会が運営する亡命支援組織に泣きついた。
組織の長コンリン神父が手助けを約束、自ら東側へと潜入するが、これは罠だった!
捕われ、古びたノイシュタット城に監禁された神父、彼を洗脳するのは世界的に名の知れた心理学者ヴァン・ビューレン。
1か月後、ケネディ大統領がベルリンを訪問する予定だが、その時に洗脳されたコンリン神父がアメリカを非難する声明を発表すれば、アメリカにとって外交的打撃となるだろう。
それまでに、なんとしても東ドイツから神父を救い出さなければならない。
英国情報部から依頼を受けたヴォーンは、カトリック教会と共同作戦で、東側に潜入する。
カトリックを代表して作戦に参加するエーリッヒ・ハルトマン神父、マッチョでイケメンの熱い男、本作随一の魅力キャラだ。
社会主義国家でかろうじて存在を許されているノイシュタットの修道院、そこから城までトンネルを掘る作戦だが、墓地の地下を通るので、死体から発生した菌とかバクテリアとか、そういうのがとても危険。
だが罠を仕掛けた娘マーガレット(本職は医者)も心を入れ替え、トンネル作業に協力する。
暗い地下牢に監禁され精神的責め苦を受けるコンリン神父、だがさすがの心理学者ヴァン・ビューレンも、その強固な信仰の壁を崩すことは容易ではない。
そして修道院で何か怪しい動きがある・・・ と、秘密警察が警戒を始めたころ。
かつて村人の心のよりどころだった巨大な木製の十字架が、村の外にうち捨てられているのを発見した熱い男ハルトマン神父、その十字架を担いで村の教会まで持ち帰ろうとチャレンジする。
並の人間なら潰されてしまうが、怪力のハルトマンは必死に担いで、一歩一歩村へと近づく。
その姿に村人たちは、キリストの姿を重ね合わせるが・・・
秘密警察は村人に良くない影響があると判断、ただちに中止するようハルトマンに命令。
しかし従わないので、その場で射殺!
村人が大騒ぎに・・・
この混乱に乗じて、コンリン神父をトンネルから運び出すヴォーン。
無事に脱出用軽飛行機の元までたどりつくが、今度はマーガレットが敵に捕まった。
もちろんヴォーンは助けに戻る。
ここで悪党だと思ってたヴァン・ビューレンが、実はいいやつだと判明。
マーガレットとヴォーンを逃がしてやり、追ってくる秘密警察とともに手榴弾で自爆。
こうしてケネディ大統領は無事にベルリンを訪問。
「民主主義とて完璧ではないが、我々は自国民を閉じこめておくために壁を作る必要を感じたことは1度もない」と演説。
救出されたコンリン神父は、ハルトマンの霊のために祈りを捧げるのだった。
教会が絡んだ話に傑作が多いヒギンズ、本作もそうした1本でしょう。
そういえば例のSEALDSって団体?
自分たちを「ベルリンの壁」を打ち破った民衆になぞらえていましたが、その壁を作ったのはお前さんたちの親分と同じ名前の「共産党」なんだよ笑
Jack Higgins
地味ながらヒギンズ味が濃ゆく出た男の小説
スパイ小説連続ネタバレ第6弾!
名作「非情の日」続編、つーても主人公が同じだけで、まったく話はつながってません。
時は「ベルリンの壁」がドイツを東西に分断していた時代。
元英国情報部員サイモン・ヴォーン、彼は今、東ベルリンから西ベルリンへと脱出する亡命者の手助けをして暮らしている。
ある時、葬儀屋のトラックに隠して西側へと連れ出した若い娘マーガレットが、「私の父が癌で危ないのです・・・彼も東から連れ出してくだしゃい」と懇願。
「あなたの父がいるところは東ドイツのど真ん中だし危険すぎる、無理やー」と断るヴォーン。
仕方なく娘は、カトリック教会が運営する亡命支援組織に泣きついた。
組織の長コンリン神父が手助けを約束、自ら東側へと潜入するが、これは罠だった!
捕われ、古びたノイシュタット城に監禁された神父、彼を洗脳するのは世界的に名の知れた心理学者ヴァン・ビューレン。
1か月後、ケネディ大統領がベルリンを訪問する予定だが、その時に洗脳されたコンリン神父がアメリカを非難する声明を発表すれば、アメリカにとって外交的打撃となるだろう。
それまでに、なんとしても東ドイツから神父を救い出さなければならない。
英国情報部から依頼を受けたヴォーンは、カトリック教会と共同作戦で、東側に潜入する。
カトリックを代表して作戦に参加するエーリッヒ・ハルトマン神父、マッチョでイケメンの熱い男、本作随一の魅力キャラだ。
社会主義国家でかろうじて存在を許されているノイシュタットの修道院、そこから城までトンネルを掘る作戦だが、墓地の地下を通るので、死体から発生した菌とかバクテリアとか、そういうのがとても危険。
だが罠を仕掛けた娘マーガレット(本職は医者)も心を入れ替え、トンネル作業に協力する。
暗い地下牢に監禁され精神的責め苦を受けるコンリン神父、だがさすがの心理学者ヴァン・ビューレンも、その強固な信仰の壁を崩すことは容易ではない。
そして修道院で何か怪しい動きがある・・・ と、秘密警察が警戒を始めたころ。
かつて村人の心のよりどころだった巨大な木製の十字架が、村の外にうち捨てられているのを発見した熱い男ハルトマン神父、その十字架を担いで村の教会まで持ち帰ろうとチャレンジする。
並の人間なら潰されてしまうが、怪力のハルトマンは必死に担いで、一歩一歩村へと近づく。
その姿に村人たちは、キリストの姿を重ね合わせるが・・・
秘密警察は村人に良くない影響があると判断、ただちに中止するようハルトマンに命令。
しかし従わないので、その場で射殺!
村人が大騒ぎに・・・
この混乱に乗じて、コンリン神父をトンネルから運び出すヴォーン。
無事に脱出用軽飛行機の元までたどりつくが、今度はマーガレットが敵に捕まった。
もちろんヴォーンは助けに戻る。
ここで悪党だと思ってたヴァン・ビューレンが、実はいいやつだと判明。
マーガレットとヴォーンを逃がしてやり、追ってくる秘密警察とともに手榴弾で自爆。
こうしてケネディ大統領は無事にベルリンを訪問。
「民主主義とて完璧ではないが、我々は自国民を閉じこめておくために壁を作る必要を感じたことは1度もない」と演説。
救出されたコンリン神父は、ハルトマンの霊のために祈りを捧げるのだった。
教会が絡んだ話に傑作が多いヒギンズ、本作もそうした1本でしょう。
そういえば例のSEALDSって団体?
自分たちを「ベルリンの壁」を打ち破った民衆になぞらえていましたが、その壁を作ったのはお前さんたちの親分と同じ名前の「共産党」なんだよ笑




この記事へのコメント
ヒギンズはキャラの魅力すよね。だから先にネタバレしても、でんでんOK!!
ダコスタ神父みたいな神父出て来るようすね。あ、サンタマリア特命隊のマシンガン持った神父だったあ。やはり女王陛下に堂々と「私はアイルランド人です」とか殊勲で答えたって作家だけあるすね。
アイルランド育ちで英国人なようだけど。
カトリックに対する想いが強いんだろうなぁ。
私はバテレン嫌いになり、神道に改宗してますから、アレすけど。最近の児童性的虐待が続くカトリックには爪の垢飲ませたいすなぁ。
てか、そもそもシスターや司祭が生涯未婚なのは、日本の天皇制みたく権力と権威を分離したからで。世俗権力でない教皇ら教会勢力に「世襲させない為」す!
世襲になると国王や貴族と変わらなくなるから。
しかしまぁ、生涯を未婚でセをするな!ってのが生物学的に無理あるしょう??
プロテスタントや今の日本の仏教みたく聖職者の結婚を認めてしまえば良いのに。マルタ騎士団だって、聖職者いがいの修道騎士への就任を認めてるし。
ただ…ある意味での殉教は解るすね。
私は一人だけ命くれてやるよな親友がおります。家族や君の安心立命の為には、
必要なら俺を見捨てろ。裏切れ!と言ってある。君にはもう一生分の恩を受けた。人を撥ねたら俺の家の床下に埋めてしまえとも。バレたら俺が身代わりになると。つまり、裏切る必要があるなら俺を裏切れ。君とはそういう仲だと。
そう覚悟しちまえば、裏切られるの怖くもないんですね。人間関係において、でんでん怖くない。神だの何だのはゴメンだけど、そういう友が一人いると、何も怖くない思えますよ? それが異性の親友です。でも恋愛は欠片もない。
なんとなく、あうち様には解って欲しいなぁ。
おお女性のマブダチ、カッコいい!
わかります、わかりますよー
でも借金の保証人だけは、どんな親友であっても決してならないでくださいね!
ほう、世襲を防ぐためでしたか・・・
性欲を否定したために、かえって変態性欲に走るというパターンは日本の禅寺みたいですね。
一休さんも少年時代にカマほられて、大人になっても両刀だったみたいですよー。(男に当てた恋文も残ってるそうで)
ヒギンズは教会ネタと葬儀屋が多いですねー。
同じネタを使い回すことも多く、多作家の苦悩がしのばれる・・・