【ネタバレ】 映画「針の目」
EYE OF THE NEEDLE (1981)
二兎を追う者、一兎も得ず! 逃げるか不倫するか、どっちかにして
春のサスペンス劇場、5本目!
ケン・フォレット原作のスパイ・サスペンス、「針の目」ですよー。
原作小説のネタバレはこちらで
https://netavalley.seesaa.net/article/201710article_5.html
監督のリチャード・マーカンドは本作が評価されて「ジェダイの復讐」の監督に抜擢されたそうだ。
ところで「ジェダイの帰還」て何?
いつのまに邦題が変更されたの?
音楽は「ベン・ハー」のミクロス・ローザ。
ストーリーは原作に忠実ですが、だいぶカットされている。
主人公の1人、追跡者側のゴドリマンの出番がごっそりカットされて、誰なのかわからない。
ドイツ側の描写もカットされており、「針」のつかんだ情報がどれだけ重要か、映画だけだとわかりにくいような・・・
連合国のヨーロッパ本土侵攻作戦が迫る中、上陸地点はカレーなのかライスなのか、いやノルマンディーなのか、ドイツは頭を悩ませていた。
ま、後世の我々はノルマンディーだと知ってますな。
「史上最大の作戦」や「プライベート・ライアン」を見たからね。
しかしイギリスはカレーに近い片田舎に航空機や戦車を集結させ、カレーに上陸するっぽい雰囲気を漂わせていた。
イギリスに潜入した腕利きスパイ、暗号名「針」ことフェイバーは、その集結した軍勢がハリボテであると見抜いた・・・ これはドイツを引っかけるフェイクであり、本命はノルマンディーだ!
本国との通信手段を断たれた「針」は、スコットランドから北海に逃れてUボートに拾ってもらおうと、ひたすら北へと逃亡する・・・
「鷲は舞いおりた」ではドイツに協力してイギリスに潜入するアイルランド人スパイを演じたドナルド・サザーランド、今回もスパイをやってます。
大好きな俳優さんですが、今回もまた原作のイメージとだいぶちがう・・・
あと真面目な演技ばかりで、笑わせてくれる「怪演」がないのもチト寂しい。
嵐で船が難破、小島に漂着するフェイバー。
そこで暮らしている一家に助けられ、ついつい奥さんと不倫してしまう。
夫が事故で下半身麻痺で、妻は性生活に不満があったから・・・
しかし夫に正体がバレたフェイバー、障害者を崖から投げ落とす非道ぶり。
妻は子供を連れて逃げ回り、唯一の無線機を破壊してフェイバーが連絡を取れないよう奮闘。
彼としてはこの人妻を殺すべきだったが、本気で愛してしまったため、つい情けをかけてしまう・・・
「許してくれ、すべては戦争のせいなんだ」
Uボートと接触すべくボートで海に乗り出したフェイバーを、妻はピストルで狙い撃つ。
非情のスパイだったフェイバー、助けた女に殺されてしまうという悲しい末路。
映画はここで終わってしまうのですが、原作ではお婆ちゃんになった人妻が孫に、「お婆ちゃんのおかげでイギリスは戦争に勝ったんだぞ!」と自慢する場面がオマケにつく。
実際、彼女の活躍で歴史が変わったのですから、映画もその点ひとこと欲しかった。
ま、全体としてイマイチな出来ですなー。
ドナルド・サザーランド出演作品のネタバレ
「特攻大作戦」
https://netavalley.seesaa.net/article/201704article_19.html
「戦略大作戦」
https://netavalley.seesaa.net/article/201505article_2.html
「鷲は舞いおりた」
https://netavalley.seesaa.net/article/201704article_22.html
「SF/ボディ・スナッチャー」
https://netavalley.seesaa.net/article/201502article_8.html
「大列車強盗」
https://netavalley.seesaa.net/article/201612article_9.html
「バックドラフト」
https://netavalley.seesaa.net/article/201709article_6.html
「アウトブレイク」
https://netavalley.seesaa.net/article/201408article_6.html
「スペース カウボーイ」
https://netavalley.seesaa.net/article/201710article_18.html
二兎を追う者、一兎も得ず! 逃げるか不倫するか、どっちかにして
春のサスペンス劇場、5本目!
ケン・フォレット原作のスパイ・サスペンス、「針の目」ですよー。
原作小説のネタバレはこちらで
https://netavalley.seesaa.net/article/201710article_5.html
監督のリチャード・マーカンドは本作が評価されて「ジェダイの復讐」の監督に抜擢されたそうだ。
ところで「ジェダイの帰還」て何?
いつのまに邦題が変更されたの?
音楽は「ベン・ハー」のミクロス・ローザ。
ストーリーは原作に忠実ですが、だいぶカットされている。
主人公の1人、追跡者側のゴドリマンの出番がごっそりカットされて、誰なのかわからない。
ドイツ側の描写もカットされており、「針」のつかんだ情報がどれだけ重要か、映画だけだとわかりにくいような・・・
連合国のヨーロッパ本土侵攻作戦が迫る中、上陸地点はカレーなのかライスなのか、いやノルマンディーなのか、ドイツは頭を悩ませていた。
ま、後世の我々はノルマンディーだと知ってますな。
「史上最大の作戦」や「プライベート・ライアン」を見たからね。
しかしイギリスはカレーに近い片田舎に航空機や戦車を集結させ、カレーに上陸するっぽい雰囲気を漂わせていた。
イギリスに潜入した腕利きスパイ、暗号名「針」ことフェイバーは、その集結した軍勢がハリボテであると見抜いた・・・ これはドイツを引っかけるフェイクであり、本命はノルマンディーだ!
本国との通信手段を断たれた「針」は、スコットランドから北海に逃れてUボートに拾ってもらおうと、ひたすら北へと逃亡する・・・
「鷲は舞いおりた」ではドイツに協力してイギリスに潜入するアイルランド人スパイを演じたドナルド・サザーランド、今回もスパイをやってます。
大好きな俳優さんですが、今回もまた原作のイメージとだいぶちがう・・・
あと真面目な演技ばかりで、笑わせてくれる「怪演」がないのもチト寂しい。
嵐で船が難破、小島に漂着するフェイバー。
そこで暮らしている一家に助けられ、ついつい奥さんと不倫してしまう。
夫が事故で下半身麻痺で、妻は性生活に不満があったから・・・
しかし夫に正体がバレたフェイバー、障害者を崖から投げ落とす非道ぶり。
妻は子供を連れて逃げ回り、唯一の無線機を破壊してフェイバーが連絡を取れないよう奮闘。
彼としてはこの人妻を殺すべきだったが、本気で愛してしまったため、つい情けをかけてしまう・・・
「許してくれ、すべては戦争のせいなんだ」
Uボートと接触すべくボートで海に乗り出したフェイバーを、妻はピストルで狙い撃つ。
非情のスパイだったフェイバー、助けた女に殺されてしまうという悲しい末路。
映画はここで終わってしまうのですが、原作ではお婆ちゃんになった人妻が孫に、「お婆ちゃんのおかげでイギリスは戦争に勝ったんだぞ!」と自慢する場面がオマケにつく。
実際、彼女の活躍で歴史が変わったのですから、映画もその点ひとこと欲しかった。
ま、全体としてイマイチな出来ですなー。
ドナルド・サザーランド出演作品のネタバレ
「特攻大作戦」
https://netavalley.seesaa.net/article/201704article_19.html
「戦略大作戦」
https://netavalley.seesaa.net/article/201505article_2.html
「鷲は舞いおりた」
https://netavalley.seesaa.net/article/201704article_22.html
「SF/ボディ・スナッチャー」
https://netavalley.seesaa.net/article/201502article_8.html
「大列車強盗」
https://netavalley.seesaa.net/article/201612article_9.html
「バックドラフト」
https://netavalley.seesaa.net/article/201709article_6.html
「アウトブレイク」
https://netavalley.seesaa.net/article/201408article_6.html
「スペース カウボーイ」
https://netavalley.seesaa.net/article/201710article_18.html

![針の眼 [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル 針の眼 [DVD] の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル](https://webryblog.biglobe.ne.jp/affiliate/park/images/affiliate_portal.gif)



この記事へのコメント
この作品はロマンス傾向が高かったような……
ケン・フォレットも、あうち様の広告写真がそうなように、「大聖堂」のヒットで歴史作家になったようですね。大聖堂も続編が数年前に翻訳されてた。
コナン・ドイルも歴史作家めざして果たせませんでしたから、英国エンタメ作家としては、歴史作家として認められるのが「あがり」なのかも知れませんね。
高齢だし、もうスパイや冒険譚は書かないでしょう。
「紅はこべ」とか、英国冒険譚の書き手は歴史物やりたがりますよね?
日本でも冒険ハードボイルド系で評価された作家は、北方謙三みたく歴史物に転じる傾向が見られるです。でも洋の東西を問わず大成するのは僅かですが。
あー司馬遼太郎も元は忍者小説だわなぁ。「カシン居士の幻術」が処女作だし。
結局、時代劇やウエスタンは読者層が厚いから、そっちにゆくのかと思うてましたが、どーも歴史作家になりたがるのは、通常のエンタメよりも評価が高いからなんでしょうねぇ。その点で大聖堂はショーン・コネリー主演で映画化された
「薔薇の名は」ほどではないにせよ、エンタメでありながら本格的な歴史物で、
大成功した部類だとは思います。
でも私は「タイタニックを引き揚げろ」からずっと、冒険譚を書き続けた(誰だっけ?)とか、ヒギンズやライアルみたく、そっちを書き続けた作家のほうが好きですけれど。フレミングやバロウズの良さは、あくまでエンタメ作家に徹して、下手な色気は持たなかった姿勢にあると思っているので。
荒唐無稽なのに、下手なミステリ崩れの歴史小説より背景が正しかったりする(笑) 非常に歴史作家としては目の上のタンコブみたいな人で(笑)
大薮春彦や西村寿行や赤川次郎をきちんと評論する奴がいない事ですね。
60〜70年代の西村・大藪や、80年代の赤川次郎は、間違いなく人気も出版量もダントツなんですよ。でも誰もきちんと取り扱わない。
文学が読書界にどう影響したかを分析するなら、これらを外す事はできないはずなんですけれどね。
「薔薇の名前」は入手済み、読む順番待ち。
「大聖堂」は本日、上下巻そろえましたが、まだ中巻があるのかあああ 仕方ない、アマゾンで・・・
「マタンゴ」の原作は「カルメン」のメリメでは?と思ったら、それは「タマンゴ」だったあああ まぎらわしい・・・