【ネタバレ】「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」とりあえずの感想

007関連ネタその1


『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』OST - Hans Zimmer
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』OST - Hans Zimmer


東海道本線の旅も愛知篇まで小休止、その間にたまっていたネタを片づけていきましょう。
コロナで公開が延び延びになっていたシリーズ最新作「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」、ようやく見ることができましたね。
詳しいネタバレはDVDが発売されてから。(あ、そうだ我が家のプレーヤーはブルーレイも再生できるんだった、これからはブルーレイの時代だ!)
今は初見の感想を新鮮なうちに書き留めておきます。
言うまでもありませんがネタバレてんこ盛りですので、未見の方はご注意!


1、原作版「007は二度死ぬ」キター!

前作「007/スペクター」公開時を振り返ってみますと・・・ 予告編でなぜかジョン・バリー「女王陛下の007」メインテーマが流れてました。
さらに本編ではブロフェルドが生き残り、ラストは退職したボンドマドレーヌとともにDB5で「新婚旅行」に旅立つ・・・ あ、これは!ピコーンときましたね。
次に来るのは「女王陛下の007」ラストの展開(ブロフェルドの襲撃で花嫁死亡、「世界中の時間は俺たちのものだ」)というヴィジョンが閃いたのです。
となると続きは・・・ 愛する妻を失って傷心のボンドが日本に来る!(原作では「女王陛下」「二度死ぬ」という流れ)
というわけで「スペクター」の記事を書いた際、「次のBOND25原作版『二度死ぬ』になる」という予測を立てたのです。

こちらの記事で
https://netavalley.seesaa.net/article/201606article_13.html

その後「トレイン・スポッティング」ダニー・ボイルが監督に就任、製作が始まりました。(そういえばクロアチアのドヴロヴニクでロケをしたというニュースもあったが、結局これがイタリアのマテーラに変更になったのか?)
日本にはロケに来そうもないので、「予想は外れたな」と思ったのですが・・・(もともと半分冗談のつもり)
ここで次回作のタイトルが「007/シャッターハンド」に決まったという情報が流れた!
ガントラム・シャッターハント博士といえば日本に潜伏したブロフェルドの変名・・・(「ハンド」と「ハント」のちがいは気になりますが)
「これは勝ったかもしれんね!」一気に盛り上がってきました!
ところが・・・ ダニー・ボイル監督が降板、脚本もすべて白紙となった!(ハッカーがソニーピクチャーズのコンピューターに潜入、脚本データを盗んだという噂も)
「ありゃりゃ・・・」一気に盛り下がりました。

原作版「二度死ぬ」は幻となった・・・ 管理人の中の誰もがそう思っていたのですが。
新たに日系人のキャリー・フクナガ監督が就任、タイトルも「ノー・タイム・トゥ・ダイ」に決定、公開された予告映像を見ると・・・ 能面? ありゃ、日本庭園のようなカットが・・・ もしかして「死の庭園」?
もしかして?もしかして? 期待が純粋な乙女の胸のようにふくらんでいく!
そして公開! 北方領土かよ!笑
原作の九州から北海道に変えて、あのように映像化されたわけですが。
いやー・・・ 全面的に予想が当たったとは言えませんが、核心部分が「二度死ぬ」だったので大満足!
嬉しさのあまり、ラストを含めて細かいところがまったく気にならなかったのですが笑
改めて振り返ってみると、ツッコミどころ多かったですよね。(ヘラクレスの設定とか)
ま、詳しくは後日、詳細ネタバレにゆずるとしまして。

思えば「ノー・タイム・トゥ・ダイ(死んでる暇はない、みたいな?)」というタイトル自体、「二度死ぬ」の原題「ユー・オンリー・リヴ・トゥワイス(人生は二度しかない)」を意識してるような?
いや、むしろ「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を「007は1度も死なない」と訳せるのでは?(これラストに関係あり)

映画「女王陛下の007」ネタバレ記事はこちら
https://netavalley.seesaa.net/article/201401article_4.html

原作小説「007は2度死ぬ」ネタバレ記事はこちら
https://netavalley.seesaa.net/article/201512article_8.html

蛇足ではありますが、今回は原作「二度死ぬ」だけならまだしも、英国の冒険小説作家デズモンド・バグリイの名作「敵」からの影響がかなりあるように思う・・・ いえ、「思う」なんてレベルではなく、訴えられても仕方ないくらいパクってるかも!(本国イギリスでは問題になってないのかな?)

・英国情報部員の主人公に恋人ができた。が、彼女には家族もからんでくる秘密があった。
・英国情報部がロシアから亡命させた天才科学者、彼に遺伝子改造した生物兵器を作らせる計画が進行中。(純粋にイギリスの国防のため)
・生物兵器の研究所がある秘密の島、拉致された恋人を助けるため、主人公は潜入するが・・・
・恋人の救助には成功するが、悪ボスと戦った際、うっかり主人公も悪ボスも生物兵器に感染してしまった!(悪ボスは死亡)
・主人公もまもなくやってくる死は避けられない・・・という悲劇END

というのが「敵」のあらすじ。ネタバレ記事はこちらで
https://netavalley.seesaa.net/article/201208article_5.html

このパクリ疑惑が気になって、映画館で尿意も忘れてしまいました。


2、衝撃のラストについて。ボンドは死んだのか?

ラストシーンが論議を呼んでおります。というか怒ってる方が多いですね。
ま、でもボンドは生きてるんじゃないかなー。
その根拠はボンドを偲んで、「彼の人生観を表す言葉だ」と紹介する以下のフレーズ

“I shall not waste my days in trying to prolong them. I shall use my time.”

これは原作「二度死ぬ」で島が吹き飛んで(ミサイルではなく火山噴火によるもの)、「ボンドは死んだー!」と誰もが思って、タイムズ紙にボンドの死亡記事が掲載され、そこで紹介された言葉。(元ネタはジャック・ロンドンだって)
記事自体はが執筆しましたが、この「ボンドの生き様を表す言葉」は、当時ボンドの秘書だったメアリー・グッドナイトが付記したもの。(次回作「黄金銃を持つ男」ではヒロインに出世)
実はボンドは生存しており、記憶喪失となって九州の島でキッシー鈴木の旦那として漁業に従事している笑(この時、子供をもうける)
というわけで映画版でもスタッフが「ボンドは生きてるよー」と匂わせに来ている可能性が強い。
北海道の島でコンブでも獲りながら暮らしているのでは・・・
ちなみに原作シリーズでのボンドは、「ムーンレイカー」ドラックスによるロンドン核攻撃を防いだ功で勲章を授与されており、ちょっと有名人ということになっている。
それだから「死亡記事」が出るのであって、映画版では何度世界を救おうと「地下に隠れた存在」のスパイなわけですから、「スカイフォール」のように死亡記事を執筆する描写があるのはおかしい・・・

ご承知のように今回でダニエル・クレイグボンド役を引退するわけですが、考えれば考えるほど次回作BOND26は今回のラストの続きから始まるような気がしてなりません。
つまり原作「黄金銃」冒頭部分!
理由その1、このまま新しいボンドになってリブート、今回のラストはなかったことに・・・ という可能性も高いですが、それでは全世界で炎上しそうだから笑 誰も納得しないでしょう。
理由その2、次のボンドダニエルとはガラッとイメージが変わると思いますが、「洗脳されて変わり果てたボンド」の登場は、「新しい俳優になってイメージが変わったボンド」の言い訳に好都合だと思いますし笑
理由その3、原作「黄金銃」を映像化するとしたら、ここしかチャンスはない!

原作小説「黄金の銃をもつ男」ネタバレ記事はこちら
https://netavalley.seesaa.net/article/201611article_14.html

ところでボンドが島ごとドッカーンと吹き飛ぶラストを見て、不謹慎ですが映画「カジノロワイヤル」(旧作)のラストを思い出して笑ってしまいました。
ボンドライターサフィンブロフェルドが天国にいる・・・ が、サフィンブロフェルドは地獄に落とされ・・・みたいな妄想。
そういえば「ボンドの娘」というのも、旧作「カジノ」マタ・ボンドジョアンナ・プティ)以来ですね!
マドレーヌが産み育てたマティルダMathildaという娘、マタMataを意識したネーミングなのでは・・・

映画「007/カジノロワイヤル(1967)」ネタバレ記事はこちら
https://netavalley.seesaa.net/article/201305article_17.html

なんて、いろいろ考えてると楽しくて、3時間アッという間でした!
ビリー・アイリッシュの主題歌も含め、ダニエル時代の007で一番好きかもしれません。
ま、2度目・3度目の鑑賞で見方が変わってくるかもしれませんが・・・

最後はごいっしょにルイ・アームストロングの名曲を聴きながら、畳の上で土下座してお別れしましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=r_cq_ni9MrU

それではジェームズ・ボンド・ウィル・リターン!戸田なっちゃんはリターンしなくていいよ)


ノー・タイム・トゥ・ダイ - ビリー・アイリッシュ
ノー・タイム・トゥ・ダイ - ビリー・アイリッシュ
映画 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ ポスター NO TIME TO DIE ノータイムトゥダイ ジェームズ ボンド ダニエル クレイグ レア セドゥ ベン ウィショー ナオミ ハリス レイフ ファインズ ラミ マレック #4
映画 007 ノー・タイム・トゥ・ダイ ポスター NO TIME TO DIE ノータイムトゥダイ ジェームズ ボンド ダニエル クレイグ レア セドゥ ベン ウィショー ナオミ ハリス レイフ ファインズ ラミ マレック #4
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』 OST Amazon限定 ゴールドLP [12 inch Analog] - Hans Zimmer
『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』 OST Amazon限定 ゴールドLP [12 inch Analog] - Hans Zimmer

この記事へのコメント

007好き
2021年12月16日 15:37
ノー・タイム・トゥ・ダイの解説待っていました。
私もラスト見て旧作カジノロワイヤルと同じだと思っていました。
考えればクレイグの新シリーズは旧作カジノのリアル版でしたね。
このブログの旧作カジノロワイヤルとクレイグ編の各エピソードの記事を見て大変参考になりました。
BDを見ての本格解説記事も期待しています。
あうち
2021年12月16日 16:16
コメントありがとうございます!

おっしゃる通り原作に忠実な「カジノ」から出発したダニエル。
今までのボンドではできない、彼の時代でしかできないことをやってしまおう!という意図が「ダニエル・シリーズ」を通してあったような気がします。

DV・・・じゃなくてブルーレイ発売まで気長にお待ちください。
太郎
2021年12月16日 19:46
はぁはぁはぁ……休む暇ない太郎です。普通は勤めを辞めたら休めないかな?
流浪に教官して、冬野菜の収穫、箱詰め、発送に無菌野菜工場のメンテナンス……んも、あうち様の記事を読むのが精一杯です(T_T)
去年は台風来なかったから鎌倉の冬紅葉は見事だろうと期待してましたが、
でんでん行く暇がない。神奈川県にいるのに( ´Д`)=3
因みにボンドのゲームあるんです。かなりリアルな映像の。
ただ顔がピアスン似なんすよね。う〜む。
じゃあ誰の顔にしたら良いんじゃ??と考えました。
ダニエル・クレイブのハードボイルドなキャラは好きです。んが……彼は例えば
「ナバロンの要塞」とかマクリーン作品の主役なら似合うが……ヒギンズやフレミングはどうかなぁ?? 
スペクターの強敵な「カッコ良い悪役」の方が向いてるような……。
んで、結局はショーン・コネリーになるんですよ(笑)やっぱり。
コネリーについては本音を言うと、
「プレディシオの男たち」「薔薇の名は」「アンタッチャブル」「ザ・ロック」
などの晩年の渋い役が好きで、実はこっちの評価が個人的には高いすけど。
じゃあコネリーの顔でリアルな映像の007ゲームやりたいかと言うと、いや、
それキモいんですね
スター・ウォーズのシリーズのスピンオフに、既に死んだ女優のレイア姫を
CG合成したシーンあるんてすがキモかった!!
どうも顔立ちの似た北欧の女優さんに演技させた後で、細部をCGで「整形」したらしいんですけれどね。いやクランク・イン前にコカインのオーバードーズで死んどるやん!!と、ゾンビが現れたようでキモかった!
だから、やっはり、ボンドは次々と若い俳優に引き継がれてゆくべきなのでせうね。どーせならジョジョみたく、血統で繋がるシリーズにしちまうとか。
今回、ダニエル・クレイグの死については、
「ダニエル・クレイグのボンドが終を遂げた」と認識しており、別の俳優の新シリーズが開始されても矛盾は感じませんけれどね。個人的には。
アメリカのスパイ活劇の「トリプルX」は、一作ごとにコードネーム「X」が変わっていたけど、あれでも良いとは想うですが。
まぁ90を越えるであろうゴルゴ13も、作者の死にも関わらず活躍してますしね。それで良いんだろうと思いました。では。
あうち
2021年12月16日 21:25
こんばんはー。お疲れ様です!

動けるうちに稼いだ方がいいですよ! 先のことはわからんですからねー。
でもお仕事がいっぱいあって、うらやますい・・・

そういえばゴールデンアイあたりからゲームが続いてましたね。
まったくやったことありませんが。
ブロスナン顔がゲームには無難ですかねー?

必殺シリーズも「主水死す」で主水がドッカーンした後も、TVシリーズで何事もなかったかのように主水が出てきたし、エンタメはそれでいいといえばいいかもしれません。
が、ネットの反応を見ると「リブートは許さん!」という声も大きいです。
個人的にはおそらく、原作と同じ流れで「死んだと思ったボンドが帰ってきた(ただし洗脳されて)」という展開になると思いますが、どうなることやら

この記事へのトラックバック